ワイン紹介~DOMAINE DE CHATEAU-BAS

DOMAINE DE CHATEAU-BAS

ドメーヌ・デュ・シャトー・バ

シャトー・バは、紀元前1世紀に建造されたローマ時代の寺院や、その寺院と並んで1054年に建てられたサン・セザール教会に由来するシャトー。ドメーヌはエクサン・プロヴァンスの北の入り口に位置して、アヴィニオンとエクサン・プロヴァンスの町へは共に35kmの場所にある。72ヘクタールの畑をビオ・ディナミで運営する生産者で、ビオに認定されたのは(2007年から申請が義務づけられたため)2010年からだが、今は亡き、元オーナーのドゥ・ブランケ氏の頃から強い信念のもとに、すでに90年代後半から完全にビオ・ディナミで畑を運営して来た。今の当主は実は2005年から畑で働いていたフィリップ・プーシン氏。畑(ブドウの樹)は雑草が生えている中に、あたかも大草原に生える木のように共存することにより、広大な畑に鋤をかけて耕すのと同じ効果を造りだしてくれる。そして自然の生態系からブドウの木が病気に強く成り、エネルギーの強い畑に成長し、不安定な気候やその他の外敵にも強いブドウが生み出される。近年ではシャトー・バは、この分野に於いてのパイオニアと業界で認識されるようになった。「知恵を振り絞り自然と寄り添う事により問題は解決する。」この考え方は醸造にも共通する事で、可能な限り最小限の仕事に抑えテロワールの力を生かす。多くの真面目な生産者がヘクタール当たり60hほど収穫しているが、このドメーヌは上のキュベで20~30hl、下のキュベでも35~40hlと云う低収穫量を実践している貴重なプロヴァンス・ワインです。